カラマズー大学

実はカラマズーに行く気はあまりなかった。でも、アメリカの共通願書は一度に六校まで申し込めるので、入れておいて損は無いと思った。カラマズーは『アイビーリーグより良い大学』によると良い大学だったし、うちからちょっと離れているとしても遠すぎるというほどでもなかった。その上、日本の人には分からないかもしれないが口に出すだけで笑えるような名前だった。まあ、そんなことはどうでもいいだが。

私の高校は三、四年生に毎学期二日の大学訪問休暇を許していた。四年生の春学期にまだ一日残っていたから、カラマズー大学に行くつもりは無くてもここでもう一つ奨学金面接をしておいて損はないと思って、父と一緒に行ってみた。

カラマズー大学も、ベロイト大学とノックス大学のように、カラマズーという町にあった。でも、その二校と違って、カラマズーは結構面白そうな町だった。

残念だが、大学そのものについては私の記憶に何も目立った特徴が残っていない。広い道路で二つに分かれたキャンパスで、西側が学部の建物、東側が寮になっていた。きれいなキャンパスだった。それぐらいしか覚えていない。